前回歯科大学病院に初めて乗りこんだと思ったら、次に行く時はもう抜歯です。
折れた歯はホントに根元でボッキリ折れているので、残っている根っこはほんのちょっとしか歯茎の上に出ていません。
一体どうやって抜くの?!
やっぱり切ったりするのーーー?!
とバクバクしながら待合所で呼ばれるのを待っていると、最初に会った先生じゃない人が呼びに来ました。
どうやらこの先生が「抜き専」らしいけど、若いぞ…大丈夫なのか…?
抜き専ドクター&抜き部屋
勝手に「抜き専」などと呼んでいますが、さすが大学病院?なのか、歯を抜く専門の先生です。
歯医者になりたての人が必ず通る修行の道なのかしら?
初日に行った診察室じゃなくて、どうやら「抜き専」部屋らしいところに連れて行かれる。
(その後何となくわかったけど、特に抜き部屋というわけでもなさそうだった)
部屋の両隅に診察台があって、中央が洗面台みたいな壁で仕切られている。
見えないけど、反対側の診察台に乗ってる人と、ドクターの話し声は聞こえる。
「インプラントの歯ブラシが売り切れで…」とか言ってるけど、そんな歯ブラシがあるんだ!?
覚悟はいいか?!いよいよ逃げも隠れもできない抜歯タイム
まあそんなことよりとうとう抜歯タイムです。
・麻酔は普通の治療に使う麻酔(ちょっと心臓がどきどきするかも)
・話しかけながら様子を見ながら処置をする
というような説明を聞き、いよいよ麻酔が打たれます。ズバンズバン!(心臓音)
なんかながーい針が歯茎に刺さっているような感覚がありつつ、確か2回くらい麻酔を打ちました。
で、だんだん効き始めてからいよいよ抜歯です。
根元しか残ってない歯の抜き方
「どうやって抜くのか心配だと思います」という感じで抜き方の説明を受ける。何本も抜いてると思われるのに、ちゃんと初心者のことを気遣ってくれている感がある。
歯を徐々に揺すって動かして抜くんだとか。歯って揺するだけで抜けんの?!
でもちょっとしか出てないのにどうやって揺するの?!
と心配になりつつも施術は始まります。
まず歯と歯茎の間の歯の周りに、薄い板状の何かが差し込まれるような感覚があって、ぐるりと歯に沿って揺らしていっているような気配。
「揺すっていきまーす」とか、話しながら施術してくれるので、今どんな状況かわかります。
でも始まってわずか数分で「はいもうすぐ抜けますよー、はい抜けました」とあっという間に終わりました。
5分もかかっていない。
ほえ~~~とほっとしたら、今度は抜いた穴をきれいにするといいます。
抜く時よりそのあと。
そういえばかかりつけ医でレントゲン撮った時に、折れた歯の周りの骨が無くなってきているって言われてたので、自分で見えないだけにどんな状況になっているのか不安でした。
そこから「抜いた後をきれいにする作業」と言うのが始まったのですが、けっこうゴリゴリと穴の中をほじくってる感覚があります。
上の歯なもんだから、頭蓋骨をガリゴリされているような気分でした。
このガリゴリが、歯を抜くよりも長い時間かかって、こっちのほうがイヤでした。
その後きれいになった穴に正式名称不明の「コラーゲンボール」と言うものを入れて、歯茎を縫い合わせていきます。ばってん(×)に縫うそうです。
このコラーゲンボールを入れることによって、骨が出来やすくなるんだとか。
1個5000円かかりますけどね!
抜くのは痛くない。ピアスもあけるときは痛くない。
この日は一式で10000円ちょっとかかりました。
10割負担コワイ10割負担コワイ…
縫った後はなかなか血が止まらず不安になりました。先生の話によると、小さい紙コップ1杯分くらいは出ても異常じゃないそうで。
結局2日間くらいずっと口の中が血の味がしてました。
歯を磨くのもキズに触れないよう慎重にして、気疲れします。
この日はガーゼをたたんだやつを傷口を圧迫するように噛んで止血し、万が一家で血がひどく止まらなかった時用に、予備のガーゼも渡されました。
柔らかいもの… と思ってお昼にサンドイッチを買ったのですが、中に入っていたレタスが、傷口にザクザク刺さって失敗でした。
まあ口の中縫ってるのに、固形物食べる食い意地も問題ですが。
その日の夜は禁酒です。
晩ごはんはシチューかけご飯をノロノロ食べました。(でも食べる。)
次は1週間後に抜糸です。キズはふさがるのか…
ちなみに歯を抜くときは痛くないです。麻酔が切れかけてからズーンというような痛みが出てきます。
ズーーーンな感じであって、ズキンズキン!歯が(あったところが)痛い!、という感じではないです。痛み止めは飲まなくても平気。
個人の耐性によりますが。
【本日かかった料金】
診療費:10,822円
駐車料金:300円
今日まで合計21,424円
-PR-